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東急田園都市線「時差Bizライナー」は開発優先の終焉
東急田園都市線「時差Bizライナー」は開発優先という東急の企業姿勢が曲がり角に来た
ことを印象付ける。「時差Bizライナー」は東急田園都市線の中央林間発東京メトロ半蔵
門線直通押上行き臨時特急列車である。
停車駅は中央林間、長津田、あざみ野、溝の口、渋谷、半蔵門線内の各駅である。たまプ
ラーザ駅も二子玉川駅も三軒茶屋駅も通過する。「たまプラーザ」は五島昇が命名した多
摩田園都市計画の中心地であり、二子玉川は東急の再開発「二子玉川ライズ」のある場所
であるが、どちらも通過する。自社の開発利益よりも定時性や速達性を優先することは公
共交通機関として結構なことである。
一方で不誠実な点もある。東急電鉄のニュースリリースで「短い所要時間」と表現するこ
とは不誠実と指摘される。時差Bizライナーは急行よりも遅いためである。「時差Bizライ
ナー」の中央林間から渋谷までの所要時間は39分。これに対して急行の標準所要時間は35
分程度である。
時差Bizライナーを紹介する東急のウェブサイトの路線図では東にある渋谷を左、西にあ
る中央林間を右に書く。読み手には分かりにくい図である。
また、時差Bizライナーのシステム上の扱いも酷い。駅の案内表示では「回送」になって
いる。アナウンスも回想である。車両の行先表示は「ライナー」である。手抜き感が極ま
りない。
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