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裁判で懲戒免職取り消しの教諭 改めて停職6か月に
5月9日 16時28分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
東京都教育委員会は、教え子の女子生徒に「抱かせてほしい」などと不適切なメールを送ったとして一度懲戒免職
にした都立高校の男の教諭について、その後の裁判で処分の取り消しが確定したことから、改めて停職6か月の
処分にしました。
東京都教育委員会によりますと、都立高校の34歳の男の教諭は、5年前の平成23年に教え子の女子生徒に対し
「抱かせてほしい」とか「修学旅行の時に横になって寝よう」などと不適切なメールを800通以上送ったほか、
ネックレスや現金を渡したうえで学校の外でも会い、女子生徒をおよそ2か月間、登校できない状態にしたとして、
おととし7月、懲戒免職の処分を受けました。
これに対し教諭は処分の取り消しを求め、東京地方裁判所は去年10月、「教育委員会が定めている処分の基準
を参考にすると、『停職』が適当で、特に重い『免職』にする事情はない」などとして処分を取り消し、その後、
東京高等裁判所で確定しました。
これを受けて都教育委員会は改めて処分を検討し、9日付けで停職6か月の処分としました。
都教育委員会は児童や生徒に不適切なメールを送った教職員について、これまで原則「停職」としていましたが、
ことし4月に「免職または停職」とし、処分の基準を変更しています。