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★日本社会で「立派な大人」、「まともな人間」として生きるには周りと同じでなければいけません 4
ほどなく、元司令官は全員に「ドイツ領空で敵機に対空射撃にあったらどう対処するか」と質問し、
軍のマニュアル通り「上昇します」と答えた兵士を落していたことが判明しました。選ばれたのは、
「その場になってみないとわかりませんが、おそらく降下します」「ジグザグ飛行を始めます」「左右に
機体を揺らして砲火を避けてみます」など、いわゆる「間違った」回答をしたパイロットばかり。
その理由は、マニュアル通りに行動する兵士は意外性に欠けており、予測されやすいからでした。
ギルフォードが失敗した原因はそこにありました。マニュアル通りに機体を上昇させる兵士ばかり
選んでいたのです。お決まりのパターンを敵側のドイツ軍は察知しており、雲の上で上昇してくる
アメリカ機を待ち伏せていました。つまり、知性が高くても常に規則通り動くパイロットより、機知に
富んだ考え方ができるパイロットの方が危険をうまく切り抜けられるということです。
違う考え方ができる能力、枠の外で考える能力---。そこではたと、ギルフォードは創造性や独創性と
いうものに気づき、以来、その研究に没頭しました。また、より適性のあるパイロット、すなわち新しい
問題を提示されたとき、予想外の解決策を即座に見出すことのできる創造的な人材を見極める方法も
考案しました。
ギルフォードが空軍用に考案した最初の創造性テストは、「レンガ