13/12/08 11:51:10.19 RHuXGxmT.net
LINEトラブル深刻 いじめや暴力の契機に
中高生の間で、スマートフォン(多機能携帯電話)向けの無料通信アプリ「LINE(ライン)」をめぐるいじめやトラブルが深刻化している。
3月に自殺した奈良県の女子中学生(13)は、LINE上で仲間外れにされるなどのいじめを受けていたとみられている。
福岡や佐賀、鹿児島各市教委でも本年度、1~4件の誹謗(ひぼう)中傷やけんかなどが初めて報告されている。
「すっげー便利。でも一度トラブったらきついっすよ」。スマホの画面に並んだやりとりを見せながら少年がつぶやいた。
九州北部の中規模市に暮らす17歳。親しい後輩の中学3年男子生徒(15)が昨夏、LINE上のトラブルをきっかけにいじめを受けたという。
発端は、後輩が共通の知人のことを「あいつちょっとうざくね」と書き込んだことだ。陰口にたちまち他のメンバーが反応した。
「おまえがうざい」「そうそう。ちゃくいったい(横着だ)」。もともとグループ内で弱い立場だった後輩に次々と中傷の書き込みが始まった。
「スタンプ」と呼ばれるキャラクターのイラストを悪用し、深夜まで複数人が延々と送り続ける「スタンプ連打」という嫌がらせも受けた。
耐えかねて着信を遮断すると「逃げた」と学校で殴られた。
半年後、不登校寸前に追い込まれた後輩から相談を受けた少年が仲裁に入り問題は収まった。
「LINEから逃げてもリアル(現実)でやられる。陰湿さはハンパない」と少年は言う。
ネットいじめの相談を受ける全国webカウンセリング協議会(東京)によるとLINEのトラブル相談は昨年の月2~3件から、今年は月平均40件に急増。
原因の一つは「既読無視」だ。LINEでは受け手が投稿を読むと、送り手の画面に「既読」と表示される。
読んだのに返信していないことが分かり「無視した」という反感が生まれやすい。
(略)
だが、一度関係がこじれると影響も広範囲だ。女子生徒はこんな噂(うわさ)を聞いた。
ある女子中学生が交際相手に裸の画像を送り、別れた後に暴露された-。画像を見たわけではない。「でもありうる話」と生徒は思う。
=2013/11/14付 西日本新聞朝刊=
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