08/07/13 00:47:19 x6EB7ssG.net
日米共同演習データ盗まれる 陸自1尉が窃盗容疑
2008年7月1日12時7分
昨年2月、「日米共同方面隊指揮所演習」で使うパソコンの操作方法などのデータを
保存したUSBメモリー(記憶媒体)がなくなる事件があり、陸上自衛隊中部方面総監部
(兵庫県伊丹市)の調査部に所属していた1等陸尉が、陸自警務隊に逮捕されていたこ
とがわかった。1尉はメモリーを「駐屯地内のゴミ箱に捨てた」と供述したが、見つかって
いないという。外部流出は確認されていないが、陸自は1尉とともに、メモリーの管理者
だった2等陸佐と部下を処分している。
陸上幕僚監部によると、同演習はパソコンを使った模擬戦闘訓練。記録されていたの
は、陸自と米軍の共有データで、米軍は「一般文書」扱いだったが、陸自は防衛相への
報告義務がない「注意」指定として扱っていた。演習終了後に注意指定を解除し、破棄
する予定だったという。
紛失の発覚当時、中部方面総監から陸幕長に報告されたが、省内での協議の結果、
「陸自の運用に直接影響を与えるものではない」として防衛相や米側へは報告しなかっ
たという。また、2佐は通常は公表される懲戒処分を受けたが、「公表することで、デー
タ流出が拡散するおそれがあった」として、公表はしなかったという。
07年2月14日ごろ、2佐が部下の1曹にメモリーを預け、1曹は同総監部庁舎内の
机の上に置いて帰宅したところ、なくなっていたという。警務隊の捜査で、同僚の1尉が
現金などと一緒に盗んでいたことが判明し、1尉は窃盗容疑で同年4月、逮捕された。
1尉も同年5月に停職60日の懲戒処分になり、依願退職したという。
石破防衛相は1日の閣議後会見で、「大臣への報告がなかったことなど当時の対応
は、内規に照らして問題とは承知していない」と話した。
URLリンク(www.asahi.com)