15/06/15 20:55:15.32 60jvLyJU.net
日付を見るたびに、まだこの時は元気だったとか、弱ってたけど生きていたとか、もういなかったといちいち思ってしまう。
買い物に行くとペットコーナーの前を足早に通り過ぎてしまう。
あいつの面影があるものを処分したくて、逆にずっと残していたくて、
あいつが知らない新しい物を使うのが、あいつが知らない新しい事を始めるのが、
それであいつの面影が消えていくのが嫌で、
でもあいつを思い出すものを見るのが辛くて。
どうしたら良いのか分からない。
闘病期間が長かったので内心、死んだら経済的時間的な拘束も解けて楽になるな、と思った事もあった。
あいつが死んだら○○ができるな、と思った事もあった。
でもそんな事を思う自分が嫌で嫌で仕方がなかった。
俺は不誠実で偽善者で汚ない。
でもあいつの俺への愛は純粋で真っ直ぐで・・・
家族と大声で喧嘩した時に他の部屋に逃げていった事。
最期の夜、朦朧とするあいつに流動食や水を注射器で無理やり飲ませた事。
もしかしたら拷問だったかもしれない。
体温が下がっていくのに十分に暖めなかった事。
抱いて布団で暖めてやれば良かった。
忙しくて一人にさせて寂しい思いをさせた事。
いっぱい遊んでやれなかった事。
俺なんかと出会わなければもっと幸せだったかもしれない。
もっと健康に気をつけていれば病気にならずに今でも元気だったかもしれない。
俺は猫が死んで悲しんでいるがこれもどうせ自分勝手な汚い感情や許して欲しくて悲しんでいるだけなのかもしれない。
覚悟はできていると思ったけど全然できていなかった。
俺は自信過剰だった。自分が分かっていなかった。
ここまで愚かで酷薄で利己主義で弱っちい奴だとは思っていなかった。
今回それがよくわかった。
こんな所で泣き言を並べているのも自分で処理できず
そんな事ないよと誰かに慰めてもらいたいからだ。