15/04/12 15:54:12.68 9TLHX86V.net
◆猫が媒介する人獣共通感染症の例
クリプトコッカス症
猫クラミジア症
狂犬病(恐水症)
パスツレラ症
猫ひっかき病
カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症
リステリア症
サルモネラ症
カンピロバクター症
エルシニア・エンテロコリティカ感染症
仮性結核
皮膚糸状菌症
トキソプラスマ症
回虫幼虫移行症
かいせん
Q熱
ペスト
◆猫はペストをもたらす
公衆衛生学の発達した今日において、
「猫はネズミを捕らえることによりペストなどの感染症を予防する効果がある」
という野良猫温存、猫外飼いの正当化は全く根拠がありません。
『現在では』真逆で、学術的には野良猫、猫の放し飼いはペストをはじめとする感染症を拡大させるリスク要因であると言うのが定説です。
ペスト菌に感染したノミは、猫にも寄生及び感染するため、ノミや菌を人間にもたらします。
また、猫は捕食による経口感染もし、捕食した場合にほかの動物に比べて有意にペスト感染しやすいという研究結果があります。
◆ヨーロッパのペスト大流行の原因は猫駆除ではない
「ヨーロッパでは魔女狩りにより、猫を大量に殺した。そのためにネズミが増えてペストが大流行した」は全く史実に反します。
ヨーロッパでペストが大流行したのは14世紀であり、14世紀にはほぼ収束しました(その後の流行は散発的なものです)。
対して魔女狩りが行われたのは15世紀から17世紀にかけてであり、ペストがほぼ収束してから100年も後のことです。
ヨーロッパでの魔女狩りは、先に起きた感染症の大流行による社会不安と、人々の不安・不満を解消させるためのスケープゴートを求めたことが発生の原因と言われています。
つまり、「魔女狩りにより猫を大量殺害したことが、ヨーロッパでのペスト大流行の原因」は、原因と結果が逆なのです。