18/03/23 09:59:54.85 gU8W9rVp.net
薬剤師の進路について
1、調剤薬局、病院薬局勤務
調剤がメインだが、投薬指導、院内での服薬指導、家庭訪問指導業務
も増えている。
この業務は6年制薬剤師が、所謂薬剤師として生きていく方には適き。
2、新薬開発研究勤務
6年制、4年制薬学部の修士、博士課程を経て、薬剤師業務とはあまり縁のない
卒業生で、国公立薬学部、特に旧制帝大薬学部卒方がメインになる。
国公立の4年制薬学部生は修士課程にほぼ100%が進学するが、
半年間の薬局、病院実習の単位を修得しないと国家試験受験資格が認定されない。
企業では薬剤師資格を希望するので、半年間の実習単位がなければ
費用を負担してもらって実習を受けさせてくれる。
3、公務員勤務
地方公務員は、環境、食品、保健、薬局監視、衛生研究所等の
行政勤務が中心だが、薬剤師免許がないと採用されない。
国家公務員は、採用人数が僅かで所謂キャリア組に入る。
3、教職関係
大学で教職課程に必要な単位を修得すれば、任用試験に合格すれば、
高校までの理系科目担当教員に採用される。
大学教員は、やはり、旧制帝大系の卒業生が中心で、准教、准教授
教授と進むには、博士号が必須で、上からの引きがないと、道が開けない。
運も左右する。勿論、世界的な研究業績を挙げれば別だが。
その他に栄養士や調理師養成、理美容師養成学校の講師になれる。
無論、薬剤師免許が必須。
4、その他
以前はプロパーとして医療機関や薬局に薬剤製品の宣伝、売り込み業務に
薬剤師が担当していたが、今は文系学士がMRとして担っている。
調剤よりも営業が適合していると思う薬剤師もいる。
5、定年後の生き方
調剤スキルが身についていれば、時給2000円前後から3000円までの
パート勤務も可能で、何も資格の無い文系、理系学士の定年オジサンよりは
恵まれている。