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>>237
京都芸術大学の高原キャンパス内には朝鮮民族の詩人尹東柱がかつて生活した下宿跡地があり、2006年に尹東柱の作品『序詩』の詩碑をキャンパス内に建立し、毎年命日に追悼法要を行っている。
創設者の徳山詳直は尹東柱との「不思議な縁」について語っており、尹東柱の詩碑がある高原校舎は京都造形芸術大学発祥の地。今の瓜生山キャンパスが建てられる前は本校舎だった。
徳山詳直は戦後、学生アパートがあったこの土地を購入したが、尹東柱が生活していたことを知ったのは後のことだった。
1950年、徳山詳直は朝鮮戦争に反対する運動に身を投じた。戦争で使用される爆弾の搬送を阻止しようとして逮捕された。
徳山詳直は「尹東柱先生が民族独立の闘いの途上で獄死してから5年後、私の闘いは朝鮮との関連で始まった。そしてこの地に大学を創立し、芸術を通した平和を追求している。私の青春がこの地で始まり人生のすべてとなった。運命的なものを感じる。」と語り、
徳山詳直は朝鮮の独立のために闘った尹東柱の精神を顕彰する思いで詩碑に祈りをささげた。そして、植民地支配と戦争加担という日本の歴史的責任について言及しながら、
「日本人は朝鮮の統一と世界平和のために闘う義務がある。東アジアの平和と安定、それこそが日本の生きる道だ。」と主張した。
徳山詳直は朝鮮の大学との提携、学生の交換などについても意欲を示した。