19/02/05 18:03:40.97 WZ0xtUMa.net
>>310へのある緩和ケア医さんの回答
■痛みをガマンすると•••
だんだん痛みが慢性化するリスクがありますよね。
つまり、痛みに対して脳が過敏になり、痛みがクセになり、痛み止めが効きにくくなるリスクがあります。
また痛い期間が長引くほど、心身の疲労や夜の睡眠障害、昼の眠気を招きやすくなり、痛み止めの導入や増量が難しくなりますし、し
ばしば痛みが吐き気や便秘の原因になります。
つまり、痛みをガマンすると、緩和ケアが後手にまわる(手遅れになる)リスクがあります。
痛くて辛いのは患者さんだけではありません。辛い顔を見るご家族も辛くなります。特に子供は敏感です(ただし、辛さを感じていて
も、言葉や表情に出すのをこらえる子供が少なくありません)。
痛み止めにもリスク(便秘など)がありますが、僕や僕の周囲の医師の患者さんには、慢性の腰痛や神経痛などで、十年以上も安全に
医療用麻薬を使っている人がいます。
痛み止めのリスクを考えつつ、痛みのリスク(通常、前者<<後者)を考えることが大切だと思います。