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国富五郎衛門に関する諸説
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2.「国富弥五左衛門の弟子が『国富』姓を賜った」
国富弥五左衛門は天心流兵法の第4世師家であり、国富家の家譜にもその名が記載されている人物である。
弟子が師の姓を名乗ることは他流にも例がある。伊藤派一刀流(忠也派一刀流)の開祖である伊藤忠也は、小野忠明の実子であるため元々小野姓を名乗っていたが、流祖である伊藤(伊東)一刀斎にちなんだ「伊藤」姓を忠明が忠也に与えたことで、以降は伊藤姓を名乗るようになった。また、忠也の筆頭弟子である亀井平右衛門忠雄も、一刀流三祖の「伊藤」姓を継承した他、忠明の甥にして水戸派一刀流の開祖である忠一も、一刀斎にちなんで「伊藤」姓を継承した。
他にも西国柳生新影流兵法(有地新影流)の開祖である大野松右衛門家信は、柳生但馬守宗厳(石舟斎)の高弟として柳生新陰流を学び、印可を授かる際に「柳生」姓を賜って名乗るようになった。
古武道 西国 柳生新影流兵法(居合剣法)錬心館・沿革
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以上の各例から、他家の者が弥五左衛門の弟子となって「国富」姓を賜ることも、当時の常識から考えてごく自然である。