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エイリス帝国 エイリス軍基地
セーラ・ブリテン「いい爆撃機ね。これなら両津が来ても怖くないわ」
整備兵「お気に召したようで光栄ですぞ女王陛下。」
エイリス軍の基地にいたセーラの目の前には鋼鉄の巨鳥である《アブロ・ランカスター》が佇んでいた。
この爆撃機は異世界のイギリスでドイツへの夜間爆撃、機雷敷設 、ダム破壊、10t爆弾によるUボート・ブンカー破壊などのあらゆる特殊任務でも活躍した
名機だ。
セーラ「このランカスターにはどのような改修をしたのかしら?」
整備兵「はっ。自動操縦装置の追加をしました。それと速度を上昇させる為に機銃を全部取っ払いましたぜ。」
整備兵の答えに満足したのか、笑顔で更に続ける
セーラ「それは素晴らしいわ。長く飛んでると疲れてしまいますからね。でも機銃を外したら爆弾でしか両津を攻撃出来ないじゃない。」
しかし、機銃を外した事には疑問を抱いているようだ
整備兵「心配無用です。このランカスターにはグランドスラムMarkⅡを搭載出来るようにしました。破壊力と爆風はオリジナルの三倍ですぜ。」
整備兵はセーラの心配を払拭するかのように説明した
セーラ「グランドスラム…聞いた事があるわ。確かあちら側の世界にある通常爆弾の中では最大の威力があるという爆弾ね…その『MarkⅡ』ってのは何かしら?」
整備兵「誘導機能を付けたんですよ。当然両津だけを狙うようにねw投下さえすりゃあこいつは両津の面めがけて落っこちていきますよw」
セーラ「…もし両津がエイリスに来たとしても、このランカスターで消し炭に出来るという事ね…ふふふ。エイリスに来た時が貴方の命日よ、両津……」