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[旭川市 14日 ロイター] - ホンダ は四輪車の品質を確保するため、同一車種で展開している仕様(グレードやタイプ)を
現状から全体で2割程度減らす方針。山本芳春専務執行役員が14日までに明らかにした。
主力小型車「フィット」などでリコール(回収・無償修理)が相次いだ背景の1つに、「開発現場での仕事量の多さ」(山本専務)が
あると判断。現場での負担を減らすことで品質向上につなげる狙い。
四輪車販売では各市場での需要に応じて1つの車種で複数の仕様を設定するのが一般的だが、商品構成の多様化が
長時間労働や非効率化につながり、開発の現場に負荷をかけている可能性があるという。
山本専務は、タイプやグレードなどの多さによって「結局、ホンダらしさがどんどん薄れ、現場も大変になり、効率も悪くなる。
それなら、もう少し1台1台を作り込んだほうがいいのではないか」と述べ、「いきなりは減らせないが、
開発量を現状から徐々に減らそうという動きになっている」と語った。
(白木真紀)
URLリンク(jp.reuters.com)