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小沢一郎×堀江貴文~経済のグローバル化に政治はどう向き合うべきか?
小沢:僕は具体的なビジネスのことは知りませんけれども、経済が良くなれば国民の皆さんも満足するというのは、その通りだと思います。問題はその中身なんですね。
小泉政権のときは「成長産業を大きくすればいい。全体が大きくなれば、その配分で国民全体の収入が増える」という議論だったんですが、あれ以来、国民の所得は10%も下がった。
堀江:でも、それはグローバル化が進展したからじゃないですか。これだけITが普及して、中国人の給与と日本人の給与の格差が明確にわかるようになった。
小沢:能力のある人がお金を儲けて収入があるのはいいんですよ。でも、大多数の国民の所得が下がる一方では、「政治」とは言えないんです。
その何分の一でもいいので、一般の人も少しずつでいいからレベルアップしていくというのが政治だと思っています。
堀江:日本人と中国人との釣り合いはどうするんですか。
小沢:彼らの収入が上がってもいいんですよ。日本では「企業の内部留保が260兆円ある」とか言われています。
でも、経営者・役員の収入は上がりましたが、一般の従業員の収入は下がっているわけですよ。規制撤廃による非正規社員の増大とか、いろいろな要素があるとは思いますが、もう少し分配をしないと・・・・
堀江:その話は、しっくりこない部分がありますね。日本国内だけの閉じた空間として考えれば、その通りだと思います。だけど、いま仕事はグローバルになってきています。
例えば、昔は日本で作っていた衣料品も、今はほとんどを中国とかバングラデシュとかで作っていますよね。今のように国際物流網ができたら、賃金の安いほうに仕事が行くのは明確ですよね。
そういう状況下で普通に考えると、グローバルな賃金レベルは収斂してくるはずです。世界平均が年収150万円だとしたら、それに向かって近づいていく。
それは自然な流れだと思うんですが、日本人だけはそれに逆らおうという話なのか・・・・