14/04/02 04:16:27.61 LXnUcTbd0
>>360
沖縄戦でも戦闘決着の時点で司令官が投降の指示を出したなら、何万人かがむだに死なないで済んだはずです。
Yさんの話によると、この司令官は女性を連れて司令部のあるトーチカの地下五階にいましたが、投降勧告を
聞かないため、ダイナマイトで爆破され、死んだそうです。彼は「最後の一兵まで戦え」という天皇の命令を受けていたのですが、
白分の判断で、投降命令とまではいかないまでも、少なくとも住民や学生を、直接の戦闘には巻き込まないよう
指令できたはずです。現に軍隊の中にはそういう人がいたことをYさんから聞きました。
当時、日本兵は無数のトーチカに分かれて立てこもり、戦っていましたが、たがいの間の連絡法は、弾丸の雨の中を
人間が走って行くという原始的方法でした。じつはこの伝令役に中学生が使われていたのです。出ればほとんど間違いなく死んだそうです。
Yさんの親戚の中学生がやはりこの伝令を命令された時、班長だった上等兵が「この仕事は本来兵隊の仕事だ。
君たちにやらせる訳にはいかない。オレが行く」と言って飛び出して行き、目の前で砲弾に吹き飛ばされたそうです。
もし司令官にこの上等兵のような人間的分別があったなら、少なくとも住民、学生の「自決」だけは絶対に禁じたでしょう。
そしたら、「ひめゆりの塔」の悲劇は避けられたのです。当時、自決は玉砕とよばれ、天皇陛下の命令とされていましたから、
最高の地位にあるものしか、これを覆すことはできなかったのです。
歴史にイフはないと言いますが、歴史はイフを問うことによって初めて、現代への教訓として学べることがあるのだと思います。
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