【原発】東京電力「福島第一原発」と東北電力「女川原発」の差はなぜ起きたのか?at POVERTY
【原発】東京電力「福島第一原発」と東北電力「女川原発」の差はなぜ起きたのか? - 暇つぶし2ch3:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
14/03/05 05:14:16.15 PtL11K/00 BE:5087930887-2BP(2000)
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>>1つづき

技術的な意味で言えば、すぐに解明できた秘密はいくつもあった。
第一に、設計段階で巨大津波を想定して女川原発の立地を高台にしたことや、2号機、3号機と増設のたびに慎重
に調査を繰り返し、最新の知見を取り入れて津波対策を強化してきたことがあげられる。

第二に、中越、中越沖地震といった他の地域を襲った地震の経験を疎かにせず、想定を超える揺れに備えて6000
カ所に及ぶ補強をしていたことだ。
さらには、聞くだけでうんざりするほどの防災訓練を日頃から繰り返してきたことがあげられる。

だが、それらは、ひとことで言えば、「考えられる限りの対策を打っていた」と集約できるものだ。
筆者は、むしろ、会社経営では無視できないはずのコストを度外視してまで、なぜ、それほど誠実に安全対策に取
り組んできたのか、その背景を知りたいと感じた。

この段階で、2つの方向の取材が必要になった。

一つは、東北電力副社長で退社を余儀なくされながら、後に女川原発の立地決定に関わり、時を超えて原発事故
を防ぐ功労者になった平井弥之助という人物だ。
その意思決定プロセスを探るために、平井の人柄、足跡、女川原発との関わりなどを辿らなければならなかった。

もう一つは、平井の主張を積極的に採用した東北電力という会社の体質、社風、企業カルチャーを浮き彫りにする
取材である。

■東京電力と対極の行動を繰り返した東北電力
いざ取材を始めると、東北電力の企業体質は次々に明らかになってきた。
この会社は、乱暴な計画停電によって首都圏のくらしと経済を混乱に突き落としながら、率先して電気料金の引き
上げを行ったうえ、人類史上最悪の原子力事故を起こして国策救済を受けた東京電力とは対極の行動を繰り返し
ていたのである。


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