14/06/26 02:42:00.50 crlnYqBCO
>>661
夢に生きる人だったみたいですね、斎藤利三は。あるいは、当時はもう既に廃れていたいにしえの物部連による枠組みの復活を夢見ていたというか。
信長は当初藤原氏を称していたので、利三は藤原-鴨-秦氏の物部連の連携による日本の古来からの物流による統治の再来を自分が担うと意気込んでいたんです。
ところが、信長が途中から平氏に姓を変えてしまって、その目論見がくずれます。
これは利三にとって相当ショックだったみたいです。
それと平行して、四国~大和~鈴鹿~濃尾平野といったそれまでの物流ルートも、大和や四国を迂回しない琵琶湖ルートによる流通システムを信長は構想していて、これを知った利三は自分の夢と生命線を絶たれたと思って驚愕します。