14/08/30 09:02:38.34 2MmxYEvY0
そうだな。
体系ってのは物凄く大事。
普通は英語の場合は量をこなす中で自分の脳味噌が勝手に働いてくれて、
よっぽど馬鹿でない限りは、無意識的に統合化されていって自動的に読めるようになるんだけど。
(だから英語の能力の伸びを実感するのは3ヶ月くらいたってからだって言われてる)
その、生徒の個人の能力に任せいた体系化の部分を初めて教授法として確立したのが伊藤和夫。
そに体系について構文主義というネーミングがついて、駿台の礎を作った。
だから駿台系の講師は少なからず伊藤和夫の影響を受けている。
その体系についてよりシンプルに簡素化さらにより一般化させたものが富田。
シンプルにした為に、伊藤が絶対にやらなかった返り読みにまで手をだしてしまったのが弊害の一つ。
もうひとつの弊害は体型を身につけるための演習を軽視してしまっている部分。
伊藤のビジュアルはこれでもかというくらい量が多くて、
進むたび復習が自動的になされるような体系の参考書になっている。
物凄く教育的で良心的。富田の参考書は伊藤ほど演習が徹底化されていないので、
理屈は知っていても使いこなせない(勉強の絶対量が少ない為)人間も多く生み出してしまった。
伊藤の言う理屈半分慣れ半分、の慣れ部分の軽視。
論理を勉強しない口実に利用する学生も増えてしまった。
返り読みの矯正作業、論理重視の暗記軽視の誤解(単語、イディオム、語法暗記を軽視しないこと)
理論を身につけるための絶対量の確保。
この問題点さえきっちり自分でクリアできれば、富田の読解法に視覚は無い。