13/10/28 22:23:01.18 xd9o6g5o
174です。
もう少々説明を加えます。
天六ー大阪の人間はは地名を省略します、天六とは天神橋六丁目で、
ここが阪急京都線のターミナルでした。
午前9時01分に出る京都行ノンストップ特急が淀川の鉄橋を渡る
時、向こうの東海道本線のトラス橋の中を白煙を棚引かせて、上り
2レが走っているのが望まれました。
淡路駅の輻湊する転轍群の通過に徐行している間に、つばめは先行します。
しかし、茨木付近で遥か前方を走る白煙を目指して、猛然力走を続けて、
山崎の立体交差で追いつき、追い抜きます。
この情景を、古いTМSに、このような文章ー赤井哲郎氏の文章が載っています。
「咆哮する3シリンダーのブラスト、唸りを上げる200馬力のモーター
狂気の如く回転する1750の動輪が勝つか、疾走さながらに突っ走る
全鋼製クロスシートカーが追い抜くか、長岡天神の竹藪に両者の姿が見
え隠れとなるまで、乗客はフアンならずとも手に汗を握り我を忘れる、、、
かくて京都、勝ち誇った電車は地下線に突入、、」云々
いつもこのような接戦があるワケではありませんが、、運が良いと
このような血沸き肉躍る光景が見られたのです。
ああ、もう一度見てみたいですねェ。