14/03/09 21:32:54.93 ltWrwUT3
俺の2歳下の弟が知的障害。
幼い頃は弟が知的障害者であることは当たり前のように感じていた。
弟が障害者ということは、ある意味自然だった。
年齢を重ねる内に弟は中学生になった。
中学生になった弟は、健常者がいとも簡単にできることが自分になぜできないか考えながら悔し涙を流していた。
屋外では、健常者に石を投げられ顔から血を流しながら帰宅したこともあった。
俺は弟がバカにされいじめられることが何よりも苦痛で腹が立った。
どうしたらいいのか。
悩んだあげく、俺が人にバカにされないくらいの人間になれば、弟もバカにされないのではと思った。
そう思い込んだ俺は絶対医師になると決意した。
高校では陸上部に所属していたが、医師になることを決意した俺は部活を辞め、平日アルバイトをしてその金で週末塾に通った。
親父は日雇い土方、母親はスーパーのパートでうちには金がなかったから、大学の学費は全て奨学金を借りて賄った。
大学を卒業したのはもう10年以上も昔だが、あの時のやる気と根性は弟が俺に与えてくれたのではないかと感謝している。
今晴れて医師として仕事ができていることは弟の存在があったからこそだと思う。
生きる価値や意義というものは、人が見出していくものだと考える。
個人にそれが認識できないのであれば、家族が、その周囲の人が確立していくべきものではないだろうか。
と、ガチコメしてみた。