13/07/24 NY:AN:NY.AN 4GlFWnWW
大阪市で導入された小中学校の校長の公募で、この春に就任したばかりの民間出身の校長がわずか3か月で退職しました。
この校長は、その理由について「自分の能力の生かせる学校でなかった」などと説明しています。
「委員会の方が公募校長を雇い入れる準備ができていなかったのかなあと。いろんなところで初めの段階から疑問を感じていた」(千葉貴樹元校長)
25日、校長を辞めた大阪市立南港緑小学校の千葉貴樹氏(38)。
自分の思い描いていたグローバル人材を育てるという思いが生かせない、と感じたのが理由だといいます。
外資系証券会社出身の千葉元校長は、今年度から新たに導入された校長の公募で1290人の応募の中から選ばれた民間人校長11人の1人ですが、
就任わずか1か月余りで退職-を考えたといいます。
「民間校長として赴任した際にやりたいことは、『グローバル人材の育成』。
私が赴任した場所は、ちょっと違う課題のある学校で、自分の本来100パーセントの力を注いで、
かつ自分の力を発揮できる場所とはちょっと違うのかなと」(千葉貴樹元校長)
後任の校長が決まった25日、正式に退職し、25日午後、全校集会で児童に退職を説明しました。
橋下市長の肝いりで今年度から始まった校長公募は、来年度は高校にも広げ、
半数以上を外部からの採用する方針ですが、採用方法に対し市民から疑問の声が上がりそうです。