13/07/26 NY:AN:NY.AN MCc86F0S
更新日時: 2013/07/26 14:10 JST
ドルが99円割れ、米緩和継続観測で２週ぶり安値－株安で円買い圧力
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ＦＯＭＣ
米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は来週30－31日に開かれるＦＯＭＣで月間850億
ドルの資産購入額を維持する見込みだが、量的緩和策の計画を説明する方法の見
直しを議論する公算が大きいと、米紙ＷＳＪのジョン・ヒルゼンラス記者が指摘した。
情報入手方法には言及していない。ＦＯＭＣ当局者は「フォワードガイダンス」の改善
もしくは修正を話し合う可能性も高く、インフレ率の上限を公式に設定しているのに対
応して新たに下限も設け、インフレがある水準、恐らく1.5％を下回れば短期金利は
上がらないと表明する可能性があるという。
上田ハーロー外貨保証金事業部の吉松武志氏は、弱い米経済指標が相次ぎ、
米長期金利の低下がドルの重しとなる中、ＷＳＪの記事を受け「ＱＥ（量的緩和）
早期縮小観測がより後退し、ドル・円の上値は一段と重くなる」と予想。一方で、
既定路線として受け止められているＱＥ縮小観測も根強く、「99円割れからの下
値は堅く、押し目買いを狙う投資家も見られる」と指摘している。
25日の米国債市場の10年債利回り は一時、15日以来の高水準となる2.63％
を付けていたが、ＷＳＪの緩和長期化観測の報道を背景に、下げに転じた。
ユーロ・ドル相場は海外時間に一時１ユーロ＝1.3296ドルと６月20日以来の水準
までユーロ高・ドル安が進み、この日の東京市場でも1.32ドル台後半で小動きな
がらドルの上値が重い展開が続いている。
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