08/08/14 03:14:11 HoSzA7CJ0
もれもだいたいそんなとこじゃないかなって思うんだけどね。
三島由紀夫が潮騒を書くにあたって、
波切を参考にしたんじゃないかって思われるフシがいくつかあるのさ。
一つは方言。潮騒の原作には神島で使わない言葉が多用されているって話。
神島から来ている学生が、潮騒には神島の方言じゃない言葉が使われていると言ってた。
で、その言葉は志摩でも波切周辺でしか使われていない。
次に、カツオ船。
カツオ漁は遠洋漁業なので流通ルートに乗せることが目的。
ところが神島は離島。
カツオを一網打尽しても都会に運べない神島には寄航してなかったそうだ。
ところが、波切は波切節で知られるようにカツオ漁が盛んだった。
最後に、六尺ふんどし。
六尺ふんどしは鮫が出没する外洋にでかける漁師が、
海に投げ出された際に身を守るためのもの。
ふんどしを伸ばして鮫より大きな生き物と思わせるため。
神島の漁師には、六尺ふんどしの習慣はなかった。