08/07/25 12:21:49 aClcqD8+O
>>513
多良間島から約20分で着くのだが、東京や大阪からここまでの道程を考えると、よっぽど海外のほうが近いといえる。
でも、だからこそ値打ちがあると思う。
そこで何かをすることではなく、まさに“行くこと”が目的。これぞ“旅”ではなかろうか。
島は一周で8キロ。
本当になんにもない。
もちろん、観光客やダイバーもほとんどいない。交通手段もないからひたすら歩くだけ。
ここにいると、自分が漂流して海岸に辿り着いた浦島太郎のように思えてくる。
時間の経過がわからなくなる。
ここでは一年も二年も同じようなもので、何年かたって助けられて帰ったらいつの間にか年を取っていた、というようなことがあってもおかしくない。
水納島はそんな時間が流れているのである。