08/06/05 11:35:20 ABU7ZejL0
けんちん汁(巻繊汁、巻煎汁、巻蒸汁)
禅僧が中国からもたらした料理とされ、宋音のケンチャン(巻繊)が語源という。
「けんちゃん」「けんちょう」などの名もある。卓袱(しっぽく)料理※の一つ。
元来は黒豆のもやしなどをごま油で炒め、卵焼き、昆布、湯葉などで巻いたもの(巻繊は細い物を巻く意味)だった。
後に大根、人参などの野菜類や豆腐、キノコを油で炒め、醤油,酒などで調味した汁物となった。
蒸し物の「けんちん蒸し」もある。
鹿児島ではけんちん汁を郷土料理とするが、広く全国で作られている。
関東では必ず油揚げを入れるとされるほか、肉を入れる(入れない)、魚を入れる(入れない)、炒める(炒めない)、塩味だけ(味噌や醤油もいれる)、など各地、各家庭によってさまざまな作り方があるようだ。
最近では鍋から直接食べる「けんちん鍋」も現れてきた。