10/06/10 22:12:47
社畜と呼ばれようが、飢えて野たれ死するよりましだろが。
月給、退職金が貰えたのは、財閥の極一握りの合資・合名会社の
社員や公務員くらいだったのよ。
それが「もはや戦後ではない」と云われた好景気の頃、小役人どもが
珍しく仕事はないかと探したところ、日本も一等国の仲間入りをする
には社会保障制度の充実という体裁が必要だと分かった。
その頃、日本国民の大多数は何の補償もない日雇い労務者だった。
だから雨が降れば休むし、気が向かなければ働きにも出ない。
人は能力に差があるので、職場でも目端の利く者が親方になる。
その親方が別な所で実入りの良い仕事があるといって去ればその
子分たちも一緒に出て行ってしまう。
そうして工場など職人がごっそりと出勤してこなくなり操業停止
も頻繁に起こった。
「もはや戦後ではない」と日本中が好景気で沸いている最中、
操業停止に追い込まれれば他社に後れを取るばかりが、企業の
存続も危ぶまれる。