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航空機開発において、市場が拡大しているか縮小しているかなどは
まことに小さい二次的、いやむしろ副次的要素にしかすぎない。
すなわち、市場などは小心者の戯言にすぎず、天下国家を語る者が
口にすべき言葉ではない。
それより、一次的要素、第一等、最優先されるべき要素は最先端の
航空機開発から派生する日本国の技術開発にあり、これによって技術の
他分野への裾野を広げ、ひいては経済の発展つまり殖産富国に繋がる、
というのが小役人らを筆頭に税金分配利権にぶら下がるナンチャッテ
国策企業らの理屈であった。
その最先端技術の主要な応用というのが主翼を複合材で作成すると
いうものであり、他国では真似の出来ない日本固有の技術、お家芸で
あると盛んに喧伝されたのだった。
ところが小役人ら先導の当初の研究の成果とやらは何処へ行ったのか、
成果物としての飛行機は実に凡庸なものになりそうなことは最近の
リリース記事を見れば分かるであろう。
年頭早々恐縮であるが、この税金、どうするねん、と思うわけであります。
喰って尻から出てしまったものは返せん、そりゃそうだろうな。