09/12/04 12:43:09
>>496
最大の差は「安定顧客の確保」
日本の造船業界は国内大手商社をバックとする国内のユーザーをしっかり抱え込んでいる。
この為、低空飛行であっても安定した受注が期待できる。
これに対して、韓国の造船業界はコストを武器とした大量受注生産を旨としている。
従って、これまでは世界中の海運会社からコンテナ船を主体に超大型受注を強奪し、その手付金で設備投資をするという…
平たく言えば自転車操業を繰り返していた。しかし、景気後退でその受注がぱったり途絶えた。
しかも、あまりにも大量受注を繰り返して需要を先取りしてしまった為、コンテナ船の新規需要が消滅してしまった。
受注残が多すぎてマトモに引き取ってもらえるかもわからない。設備投資の回収の目処すら立たない。
韓国造船業界は、ぶっちゃけて言えばバブルがはじけた、ということ。
日本造船業界は、大規模な設備投資もせず安定した受注と生産を優先したのが功を奏している。