09/10/14 19:07:31
>>34 しょうがないので、先週拾い損ねた海外ソースを。テキトーな意訳。
Trans States serves up huge credibility boost to Mitsubishi MRJ
URLリンク(www.flightglobal.com)
・最近まで、三菱航空機のMRJは航空宇宙技術に対する国家プロジェクトであっても、国際的な成功は殆ど見込めないと見なされていた。
にもかかわらず、MRJがANAのたった25機(+オプション10機)の発注によってローンチしたことは謎めいていた。
・TSHによる最大100機に及ぶMRJ発注計画の公表は、このような見方を大きく変えた。
・Teal Group※のRichard Aboulafiaは、「この取引は、MRJが真剣な競合者として見なされる為に、着実な進歩と言える」とコメントしている。
(※市場調査会社。以前にRJ市場予測でSSJは一定の市場を確保するが、ARJは中国内のみ、MRJは惨敗すると予想するレポートを出していた)
・Ascend Worldwide※のEdward Pieniazekもこの見方に同意する。「MRJのようなプロジェクトにとって、輸出先顧客の確保は極めて重要である。TSHはTSAとGoJetを傘下に持ち、
保有するERJ-145とCRJ700を置換するだけのファミリー化とオプションを確保していると言える」
(※イギリスの航空系コンサルタント)
・昨年ANAの発注でローンチした計画は、9月にストレッチ型の計画を含む大幅な設計変更を加えられた。
・設計変更された「MRJ mkII」は、客室高さの改善とMRJ70、90への主翼の最適化とリードタイムの短縮を目的とする主翼のアルミ化を含む。逆に就役次期は3ヶ月~半年遅れそうだ。
・この変更によっても、CRJ700やE-190に対して18-21%以上の燃費優位性を保つと三菱航空機は述べている。
・この設計変更は、欧州及び米国の見込み顧客との協議で、競合他社に対する優位を確保する為に必要であったと三菱航空機は述べている。
・結果的に、この設計変更はTSHによる大量発注に繋がったと見なせる。また、この経緯は設計変更が他の見込み顧客の希望を取り入れていると見なせることから、まもなくTSHに続く
新たな顧客が出てくるだろうとPieniazekは述べている。
・MRJの経済性の大半はP&WのGTFエンジンによって生み出されている。よってPW1000Gエンジンの開発状況が技術的リスクになることは否めない。
・しかしTSHのMRJ発注は、GTFに対する極めて好意的な評価である。この動きはGEに対して次世代エンジン開発を急がせる圧力となるだろう。
・ボンバルディアは既にGTFエンジンをCSeriesで採用しているが、これは110-150席級であり、MRJはCRJ-700/900/1000とE-Jet、そして大型のターボプロップ機と直接競合する機体である。
・現在の航空市場の状況ではRJ市場の拡大が見込めない為、MRJの新規受注は、そのまま既存のエンブラエル、ボンバルディアの顧客を奪うことを意味する。当然既存2社による防衛戦は熾烈になるだろう。
・今後、三菱航空機は過去の同業者がそうであったように、プロダクトサポート体制の構築に直面するだろう。だが構築することは可能だとPieniazekは述べている。
・また、最近の設計変更は機体開発のリスクを減らしたと見なされるが、まだ計画通りに開発が進行するかは不確実な面も持っているといえる。