09/10/04 22:59:54
>>571
TSAはMRJの「内装」がいいと言っているのではなく「客室」がいい、と言っている。これには裏付けがある。
まず、MRJは競合他機より客室が広い。
客室幅 MRJ:2.76m、E-170/190:2.74m、CRJ:2.49m、参考Q400:2.51m
客室高 MRJ:2.04m、E-170/190:2.00m、CRJ:1.85m、参考Q400:1.95m
と、先日の設計変更で数値上も4列RJ機で最大の客室空間を確保している。ARJやSSJといった5列RJと比しても、1列あたりの幅は広い。
というか、座席あたりの横幅は、737をも凌駕し787と同等にまで広げられている。
また、オーバーヘッドビンは、このクラスで唯一、60x40x25cmの大型ローラーバックを収めるサイズを実現している。
つまり、他機の様に床下貨物室や後部貨物室に全面的に頼らなくとも、殆どの乗客の手荷物が客室に持ち込める。
この運用上のメリットは言うまでもない。
もう一つのポイントはエンジンとその位置。翼下マウントのGTFエンジンは、CRJの様なリアマウント機、あるいはQ400の様な高翼機よりも
エンジン騒音は客室に侵入しにくいだけでなく、エンジンそのものが劇的に静粛になるから、ほぼ確実にE-170/190よりも客室は静かになる。
GTFエンジンってな、メーカーのスタッフと顧客が、屋外で定格出力で試運転中の実証エンジンの15m横までイヤプロテクタなしで近づいて、
スタッフが口頭でエンジンの説明をすることが出来るエンジンなんだぜ。