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UPDATE1: 三菱航空、小型ジェット「MRJ」を米地域航空から100機受注
[東京 2日 ロイター] 三菱重工業(7011.T: 株価, ニュース, レポート) 子会社の三菱航空機
(名古屋市)は2日、国産初の小型ジェット旅客機として開発中の「MRJ」について、米国の大手
地域航空会社を傘下に持つトランス・ステーツ・ホールディングス(TSH)(ミズーリ州)から100
機の受注があったと発表した。2014年から5―6年かけて納入する。これまでMRJの受注は
全日本空輸(9202.T: 株価, ニュース, レポート)にとどまっていたため、海外からは初めての受注となる。
これによりMRJは、全日空の25機と合わせて、合計受注数は125機となった。2008年4月の
MRJの事業化以来、これまで旅客機メーカーとしての実績がない三菱航空は苦戦を続けていたが、
大手地域航空会社からの大規模受注によって今後の販売拡大につなげる考え。同日の記者会見で
江川豪雄社長は「今後も確実に受注がもらえると確信を持っている」と述べた。
MRJは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトをきかっけに事業化が
始まった。三菱航空はMRJの設計・販売のため08年4月に設立。三菱重工のほか、トヨタ自動車
、三菱商事、住友商事、三井物産も出資している。
TSHは、地域航空会社のトランスステーツ航空とゴージェット航空の2社を傘下に持ち、毎日
350便を50都市間で運航し、利用者数は年間500万人超。大手航空会社のユナイテッド航空と
USエアウェイズのローカル路線も受託運航している。
URLリンク(jp.reuters.com)