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三菱航空機は米国のトランス・ステーツ・ホールディングス社(TSH)との間で次世代リージョナル
ジェット機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)100機購入に関する覚書を締結した(確定50機、オプション
50機)。TSHはミズーリ州セントルイスに本社を置き、傘下にいずれも米国の大手リージョナル航空
会社であるTrans States Airlines、GoJet Airlinesという二社を保有し、米国大手航空会社である
ユナイテッド航空とUSエアウェイズから、フィーダー路線(ローカル都市への接続路線)の運航
サービスを受託している。
今回MRJを発注したTSH社長リチャード・A・リーチ(Richard A. Leach)氏は、「MRJは素晴らしい
航空機であり、今回100機購入の覚書を締結できたことを大変嬉しく思う。また、我々が、MRJに
コミットする米国初の航空会社であるだけでなく、日本国外で初めての航空会社であることを誇りに
思う。MRJは環境、乗客、エアラインを重視した革新的なリージョナルジェット機である。MRJが
もたらす低燃費、低騒音、低排出ガスなどの環境性能は、エアラインの運航コスト低減に直結する。
更に、リージョナルジェット機の中で最大の客室を持ち、新設計の座席と低騒音のエンジンを組み
合わせたMRJは、他のどのリージョナルジェット機にも勝る快適な空の旅をお客様に提供できる。
TSHは、米国で有数のリージョナル航空会社を傘下に持ち、毎日350便を50都市間で運航し、年間
500万人あまりのお客様にサービスを提供している。この素晴らしい次世代のリージョナルジェット
機が当社の路線に就航する日を待ち望んでいる」と語った。