09/09/24 00:35:46
>>106
それ、多少言葉のレトリックがある。
まず、我が国の航空関連の中小企業には、航空関連のコンポーネンツ単位の製造出来るところはない。
つまり、製品もないのに発注出来る訳がない。そして、製品が出来るのを待っている時間はMHIにはないし、実績のないコンポーネンツばかり採用していたら、それこそエアラインには売れない。
従って、MRJにおける国内中小企業育成とは、二次、三次下請けを狙ってもらう事になる。
MRJの場合、最初の要求仕様、設計を国内で固めているため、コンポーネンツを海外に外注しても、その孫請けには国内中小企業が参入する余地を設けやすい。
つまり、6-7割が海外となると言うが、それはコンポーネンツ単位の話で、その中身が全て海外製になるとは限らない。
実際に、そういう狙いでボルト等細かい部品の開発に奔っている中小企業が存在する。
もちろん、MRJをきっかけに海外コンポーネンツメーカーの下請けに継続参入出来るようになればしめたものだ。