10/01/16 15:09:13
日航搭乗率保証『支払えない』 川勝知事、補正予算案に盛り込まず
日本航空の福岡線に設定されている搭乗率保証をめぐり、川勝平太知事は15日、中日新聞の取材に対し
「支援金は支払えない。(2月議会に提出する)補正予算案に支援金の見込み額を盛り込むかどうか、私の腹は決まっている」と語り、
補正予算案に盛り込まない考えを示唆した。
県企画部の君塚秀喜部長代理は「仮に支援金を支払う場合、補正予算案に支援金の見込み額を盛り込む必要がある」としており、
県が日航に支援金を支払わないことが、ほぼ確定になった。
搭乗率保証は、同路線の3月末までの平均搭乗率が70%を下回った場合、1%につき約2800万円の支援金を県が日航に支払う制度。
14日現在の同路線の平均搭乗率は64・7%で、70%超えは厳しい状況だ。
川勝知事は同日、県議会会派「自民党県議団」や県内選出の国会議員とのそれぞれの会談で、
「日航は信義則違反に当たる。(支援金は)絶対に払わない」「裁判になっても勝てる」と、強気な発言を繰り返していた。
川勝知事は昨年12月、日航の西松遥社長と会談した際に
「日航は一方的に静岡空港からの撤退を発表し、路線拡大・維持に努めるという覚書の精神にもとる」とし、支援金を支払わない意向を伝えている。
県は日航の返答を待っているが、協議以降、日航からの連絡はない。
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