09/08/24 22:44:26
>>209
MRJの前身たるNEDOの「環境適合型小型高性能航空機PJ」のプライム募集は2002年度末。
一方、P-X/C-Xの開発プライム選定は2001年度半ば。時期的には完全にP-X、C-Xが先です。
>>214
ふっるーい半世紀もののジョークです。
MRJの開発で最大の特徴は「機体設計と資金が完全国産」という点でしょう。
資金面で言うなら、現代の旅客機開発でこれを実現しているのは日本と中国ぐらいのものです。ロシアのSSJですらイタリアとの共同出資。
ボンバルディアのCSeriesはカナダ政府と北アイルランド政府が1/3づつ出資、開発資金の2/3が政府系資金という大技を繰り出しています。
また、MRJの生産には海外企業が多数参画しているのは事実ですが、「設計は日本で、作るのは海外に投げる」という手法が基本です。
海外メーカーのコンポーネンツを多数導入していますが、これも出来合いを買うにしてもインテグレーションはMAが設計していますし、
新規開発品はほぼ間違いなく共同開発の形にしています。GTFエンジンも開発、生産に参画していますし、Proline fusionも、先のNEDO
PJの成果がほぼストレートに組み込まれています。
今の日本の航空宇宙産業、特に中小企業は、構造体以外の分野でコンポーネンツ丸ごと担当出来る能力のあるメーカーは殆どありません。
MRJで各コンポーネンツの二次下請けを目指してもらい、次のステップに進めるという戦略をとるしかありません。