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09年の造船受注、71.3%減に 1997年以降で最低
日本船舶輸出組合(東京・港)は19日、2009年の日本の造船受注量が前年比71.3%減の252万8526CGT(標準貨物船換算トン数)だったと発表した。
世界景気の悪化に伴う海上荷動きの減少で、海運業者などの新造船意欲が減退したため。CGTで統計をとり始めた1997年以降で最低となった。
09年に受注した船種の内訳は貨物船が6隻、ばら積み船が81隻、油送船が22隻、そのほかが2隻の合計111隻だった。
いずれも景気悪化前から交渉していた案件がまとまったもので、新規の商談はほぼなかったという。
日本の造船各社は近年の資源運搬需要の増加に伴う造船ブームで受注を大量に獲得した。
09年12月末時点の受注残を示す手持ち工事量は2465万6779CGTで、建造能力の約3年分に相当する。(23:01)