09/03/30 17:39:03
エアバスA320とボーイング737の後継機が2020年以降にならないと出そうに無いことが明らかになり、ボンバルCSeriesの開発が動き出して以来、この間隙を縫うように100-150席のクラスへの参入が増加しつつある。
MRJは非公式ながら既に112席ストレッチバージョンMRJ110の検討を開始しているが、
SukhoiがまもなくSuperJetの115-120席ストレッチバージョンの開発を決定。
Sukhoi closes on authorisation for stretched Superjet variant
URLリンク(www.flightglobal.com)
エンジンは従来のSM146でいけるとしている。
Embraerも150席以下の新型機の開発について検討していることが明らかに。
Embraer to decide on larger aircraft within 18 to 24 months
URLリンク(www.flightglobal.com)
特にEmbraerの場合、E-Jetの次の手として開発したビジネスVLJ、Phenom100が経済危機の影響をモロにかぶってしまったため、事業計画にかなりの迷いをきたしている模様。
記事中では既存E-Jetsの改良版、150席以下の旅客機新規開発、そして70-90席クラスのターボプロップ機の新規開発(記者からの質問なので検討しているわけではない)等が俎上に上がっている。
現時点では白紙で、18-24ヶ月程の検討を要するとしているが、オープンローターの技術的見通しが間に合うか微妙で、Embraerが難しい決断を迫られる可能性は高い。
MRJ的には、就航後に70-90席クラスの競合新型機が登場する可能性が当面低くなったことを意味する。リエンジンに制約の多いE-Jetの改良が何処までできるか次第になる。