09/03/11 12:57:11
>>217
>主翼・胴体とも拡張された
それはもはや別の機体だw。
で、改めて計算してみよう。現在明らかになっているのは、
・MRJの燃料タンク容量は、MRJ90,70とも共通の11280l(主翼構造が共通の為)
・MRJの各型、STD,ER,LRは構造上の違いは無く、書類上のMTOWの設定値を変えているのみである。
といったところしかない。
ただ、上記から各型のMTOWの差はほぼ燃料搭載量の差であり、航続距離との差から巡航能力をある程度推測することが可能。
具体的には、約4000lで1700km巡航飛行でき航続距離が延びている、という仮説が成り立つ。
・一方、前部床下貨物室は3280l(MRJ90)、2240l(MRJ70)の容量を持ち、ここと後部床下の空きスペースを燃料タンクに転用すると、MRJ90なら5000~5500lの燃料容量が追加確保できる。
・その代わり、同容量+タンク、配管、ポンプ分のペイロードを4500kg以上削減しないといけない。言い換えれば乗客定員を45名以上減らす必要がある。また、胴体に補強が必要な可能性もあり、そうなるとさらに乗客定員を減らす必要が生じる。
・この結果、MRJ90の床下に目一杯燃料タンクを増設し、MTOWを変えなかったとしたら、航続距離は約5500~5700kmとなる。
実際には燃料消費に伴う重量軽減も寄与するのでもう少し伸びるだろうが、それでも6000kmは越えないだろう。
・なお、MRJ70は増設可能な前後床下タンクの容量が2/3になってしまう為、航続距離はかえって延びない。