09/03/10 19:29:06
>>203
その燃費に関して、少なくともP&Wは楽観的な模様。
P&W signs off successful GTF flight-evaluation effort
URLリンク(www.flightglobal.com)
・GTFデモンストレーターは飛行試験の期間中、予想通りの性能を発揮し、かつ460時間に及ぶ試験期間中の改修を必要としなかった。
・ただし、詳細な試験結果はAirbusとの協定上、今秋までは公表されない。
・CSeriesとMRJの商戦の苦戦についてもP&Wは楽観視しており、開発をそのまま推し進める計画である。
・ただし、両者の今後の商談によって仕様変更がある場合に備え、開発計画の6ヶ月のHoldを見込んでいる。このHoldによって開発期間全体が延長されることは無い。
・A340-600FTBでテストしたことによって一部で言われていた、「A320エンジン換装用GTFの開発」は、明確に否定された。
・これは、換装用のみの用途でGTFエンジンを新規開発することはP&W,Airbusの両者にって資金的リスクが大きいことと、GTFが必要な性能を発揮する為には、現エンジンよりバイパス比を高めエンジン径を大きくする必要があるため、物理的に換装が困難なことによる。
・従ってP&Wの戦略は、A,B両社の次期単通路機の開発を「GTFにフィットした」モノにするようアピールすることである。また、このためにP&Wはさらに8-10%の燃費向上を行った第二世代GTFの開発を平行して行う。
・PW1000Gシリーズは、在来エンジンより燃費の12-15%の改善、NOx50%低減、騒音のChapter4基準より-20dbの達成が見込まれている。
おまけ、ARJ21のローンチカスタマーがいつの間にかすり替わっていた件について。
China's Kunpeng to be first to fly ARJ21
URLリンク(www.flightglobal.com)
就航は2010年末の模様。