08/08/29 19:37:50
P-XはP-3Cと比較し巡航速度、巡航高度は1.3倍、さらには音響システム、
レーダーシステムは若干大型化し余裕のあるスペースを元に
一新され他用途性において世界最高水準に引き上げられる。操縦システムは
機械式であったのに対してフライバイライトを採用した。
フライバイライトは、フライバイワイヤとほとんど同じ意味と思って間違いないが、
各種センサーは光ファイバーを通じた全て光信号になっており高速データ通信が
可能で電磁波の影響をほとんど受けなくなる利点がある。
ただしP-3Cから明らかに劣ったものもある。ターボファン化したことにより
低速での哨戒時間が短くなってしまったことだ。長時間の追跡ともなると交代の頻度が
増すことは想像に難く無い。
P-4(?)でようやく悲願の哨戒機国産化がかなう訳だが、
量産後も山ほど問題を抱えることになるのはF-2を見れば明らかだ。
とはいっても虎穴にはいらずんば虎子を得ず。将来的にはきっと世界に誇れる哨戒機となるだろう。