08/06/16 23:51:14
>>558の続き
322 :NASAしさん:2007/12/10(月) 07:18:44
>>309
離陸重量がほぼ同じのガルフGVの燃料重量が18トンとなっています。
つまり12000km飛ぶのにこれだけ必要なのだろう。
それに対してMRJは燃料重量は公表されていなくて、資料では燃料タンクの容積が出ている。
しかもSTD、LR共に11220リットルで同じとなっている。仮に満タンにしたとして比重の0.8を掛けると8976kgとなり約9トンといったところ。
ということはガルフGVの半分しか積んでいないということになる。
資料においてMRJ70LRの設計では北米路線を想定して乗客195lbs、手荷物45lbsで計240lbsとしています。
240lbsに0.45を掛けると約108kgとなります。それに減らす乗客数60人を掛けると6480kg、約6.5トンとなります。この6.5トンが単純に追加できる燃料重量となります。
もしMRJも航続距離12000km飛ぶのに燃料が18トン必要だとすると、あと2.5トン足りないということになりますか。10000kmでいいのならギリギリか。
ボンバルディアのグローバルエクスプレスは70人乗りのCRJ700をベースに作られたようですが、CRJ700の離陸重量は約33トンで、グローバルエクスプレスのほうは約44トンとなっており、約10トンも離陸重量が増えています。
ということはMRJ70の離陸重量は約40トンですが、これ以上増やせないというわけでもなさそうです。
323 :NASAしさん:2007/12/11(火) 10:10:21
>>322
もうちょっと行きませんかね?例えば、
・MRJはCRJ(つまりGlobal Exp)より20%程度の燃費向上が見込まれている。
・乗客だけでなく60席分の「座席の重量」も削減できる(…内装が豪華になるからそれほどでもないか)とか。
離陸重量は、MRJ90LRでも42t程度ですので、構造強度的にはこれを限界にしているかと。
従って同じ構造を持つMRJ70LR比でも4t程度しか増やせないのではないかと思われます。
CRJシリーズは元々がBizJetですから「減らした」方ですね。