08/06/05 18:41:31
そこで重工が取った手段が、軍事的あるいは経済的な合理性のない兵器を、蜜月関係にある自衛隊と共謀して開発生産するというもの。
もちろん、その不合理のツケは、国民が払わされるのだ。
417 :就職戦線異状名無しさん:2008/06/05(木) 16:57:19
たとえば、防衛省が本年度予算として要求し、財務省に削られるもしつこく来年度予算で要求した装輪戦車。
本来これは、コマツが開発中の「将来装輪装甲車」の派生型を導入するはずだった。
ところが実際には、同様の機能を有する「8×8装甲車」の車体を重工が開発することになっている。
この意味のない二重投資は、重工への補助金以外の何物でもない。
また、重工が開発中のTK-Xと呼ばれる新型戦車も無駄の典型。
諸外国は、おおむね2030年ぐらいまでは既存の第三世代の戦車をネットワーク化するなどの改良を加えている。
TK-Xは、この3・5世代ともいえる改良型戦車と性能的には大差がないのだ。
これなら、既存の90式戦車を改良するだけで十分。しかも、90式の車両重量は50トン。
TK-Xは、90式では重すぎてできなかった本土への配備を前提に40トンへの軽量化を目指すと謳っていたが、試作品の重量は44トン。
さらに増加して、90式とほぼ同じになる可能性もある。そもそも90式は「外国製の戦車は重たすぎるから、国情に合った戦車の開発が必要」として、
自衛隊と重工が中心になって開発されたのだが、結局は「重すぎて北海道以外に配備されていない。
90式が重すぎるから、またも莫大な資金をかけて「内地に配備できる」TK-Xを開発、しかも既存の戦車はネットワーク化もせずに放置される
というのは納税者をバカにしている。