08/01/29 11:52:45
>>236
土木利権ってか、半分は漁業利権ね。漁連が土建会社作ってるから
一緒だけど。
公共土木工事では、設計変更で当初予算から何割か増えるのは当たり前。
関空一期みたいな不確定要素の多い工事なら5割増くらいは想定している。
想定外だったのは漁業補償とか、その他間接的利益供与にえらく金がかかって
しまったこと。でもま、漁船連ねて抗議行動という名の工事妨害されると更に
比較にならないくらい損失が膨らんでしまうのである程度は仕方なかった。
また流れが沈下と関係ない方向にぶれているので技術的な話に戻すと、メガ
フロートは利権だけじゃなく技術的にも未解決の問題が多い。ちなみに関西
では鉄屋さんもかなりの利権と政治力を持っている。長期的なメンテナンス性
の問題が大きいんだけど、連絡橋などとの接合部では潮位変動の問題もある。
1日だけで1m以上変動するし、季節的な変動やフロート部以外の沈下なんかも
考慮すれば数mの変位に対応する必要がある。まだ連絡橋ならスパンが長い
から角度的には楽だけど、新ターミナル用地みたいに短いスパンで埋立部と
接合するところはフロート式はとてつもなく不経済になる。
個人的には空港島本体はメガフロート形式に挑戦してもよかったと思ってるけど、
埋立よりトータルコストで安くできたかどうかは疑わしい。