08/01/23 17:49:59
ま、清掃員でも何でもいいけど相変わらず関空の沈下を真面目に議論する
レスがないのでネタを投下しよう。
新しいPTB(旅客ターミナルビル)について。
内部の需要予測から2016年度くらいに現在のPTBでは旅客を捌けなくなるとの
想定で、昨年度あたりから設計関係の予算を要求しているんだけど来年度も
予算は付かない。場所は1期島と2期島の間の内水面で、2期島内はフィンガー
型の搭乗施設だけ整備する計画。山型の3本フィンガーだけど、南側の1本は
状況により貨物エリアを拡張するかもしれないので当初は2本だけを作る。
内水面のPTB用地は、埋立てではなく人工地盤と呼ばれるプラットフォームを
作ってその上にビルを建てる。メガフロートを脚で支えたような構造で、荷重の
大部分は浮力で受けるから沈下はそれほど気にしなくてもいい。脚の支承に
ジャッキがあって、プラットフォーム全体が水平に保たれるから上に載る建物
は今のPTBみたいなジャッキアップは必要ない、はず。
新しい技術なので、色々想定外のトラブルも出てくると思われかなり高くつく。
はっきり言って埋め立てた上で沈下対策を講じた方が安く上がる可能性が
高いのだけど、政治的なしがらみもあって埋立てにはできないらしい。
ソースは出さないけど、その気になれば公表済みの資料だけである程度まで
確認できるはず。