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スペインの首都マドリードのバラハス国際空港で20日午後2時45分(日本時間同日午後9時45分)ごろ、
同国第2の航空会社「スパンエアー」の旅客機(乗員乗客173人)が離陸に失敗して滑走路を外れ、
左エンジンから出火した。
英BBC放送は、政府当局者の話として、死者は少なくとも100人に上ると伝えた。
AFP通信によると、スペインの国営ラジオは少なくとも146人が死亡し、26人が負傷したと報じている。
またAP通信は、救助関係者の話として、生存者は26人で、残りは「すべて死亡したと見られる」と伝えた。
スパンエアーのホームページによると、事故機はMD82型で、乗客164人、乗員9人の計173人が搭乗。
西アフリカ沖の大西洋にあるスペイン領カナリア諸島のラスパルマスに向かう予定だった。
マドリードの日本大使館によると、日本人の乗客は確認されていないという。
AFP通信によると、事故機はいったん離陸した後、ただちに緊急着陸を試みたが、滑走路を外れた模様。
スパンエアーは、スカンジナビア航空の子会社でスペイン・マジョルカ島に本社を置く。
国内を中心に欧州各地に定期便路線を展開している。報道によると、事故当時の空港の天候は良好だったという。
また事故を起こした便は「技術的な理由」で出発が1時間ほど遅れたという。
地元メディアによると、事故現場となった第4ターミナル付近からは濃い白煙が上がり続け、ヘリコプターや
消防車が消火に当たった。
事故機の周辺には数十台の救急車が集まっていた。
マドリードの救急機関の担当者は「乗務員らがけが人や遺体を搬出していた」と語った。
朝日新聞 2008年8月21日3時28分
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