08/07/01 13:42:37
行政:新設案さらに検討を/福岡空港 過密対策で知事
福岡県の麻生渡知事は30日、福岡空港の過密化対策を巡り、
国土交通省が新たに示した現空港増設の新案について、一定の評価を示したうえで
「(玄界灘に新設する)新空港案の検討がもう少し進められていく必要がある」と注文をつけた。
国交省は30日の会合で、現空港の増設案として、現滑走路の西側の土地をかさ上げし、
2500メートルの新滑走路を新たに示した。新たな土地買収や高速道路のつけ替えなどが必要なく、
各案で最も安い2500億円以下で済む点が特徴。国交省は「現地増設案では最有力」とした。
これに対し、麻生知事は、民有地が3割強を占める現状を踏まえ「空港の維持に年間約150億円がかかる。
(増設案では維持費が)今後ともかかり続けるという要素を、どのように考えていくかも大事だ」と強調。
建設コストだけでなく、借地料など、継続的な財政負担も含めた検討が必要との見方を示した。
一方、地元経済界は新空港建設を求めており、「新福岡空港促進協議会」の
橋田紘一幹事長(九電工社長)は「安全性や(都心の)高さ制限など、
我々の指摘に何の解決にもなっていない」と述べ、新空港建設が不可欠との立場を強調した。
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