05/07/10 03:04:44
「沈まぬ太陽」について
やや、アカ贔屓なところもあるが、ほぼ真実。
NHKなどをみてもわかるとおり、経営陣が政治家と癒着してたり、まともな
人間でない企業は、むちゃくちゃな組合が強くなる。結果、組合vs使用者と
いう、利用者からは全く関係のない構図が発生する。
「大地の子」「白い巨塔」など社会派小説で鋭いセンス(ブレーンもたくさん
いるだろうが)を評価すれば、「沈まぬ太陽」も同様かそれ以上の真実味を
帯びていることは間違いない。
また「太陽」にて福田赳夫を評価している筆者が、常識からとても逸脱して
いるとは言い難い。
私の叔父は、日航の元パイロットだが、「御巣鷹山」前後の社内の陰鬱とした
状況や事故後の対応のまずさなど、山崎豊子がなぜあそこまで正確に取材が
できたのか、感嘆していた。おそらく組合経由の人脈があったのだろう、との
こと。引退済みのOBも、匿名で暴露をしたのではないか、と語っていた。
一般的な尺度からみても、日航や全日空、JRグループは電通や三菱系企業と
同様、現代日本の病巣。
ただ、いまや日航にはJRや電通ほどの力はないがw