09/10/23 08:50:06
一定以上継続した王朝・国家は、それなりに善政を行っていたとは言えるわな。
体制に限らず国家の役割というのは、詰まるところ国民の安全と食い物を保証することだから、
それを達成していれば、基本善政。しかし、国民ってのは貪欲な物でね。ある程度満たされれば。
さらなら満足を求める―はっきり言ってキリがないから、いずれ不満は生じる。そこに突発的な
災害や戦争が重なると、一気に膨れ上がる。
為政者側の腐敗も、結局は限りある国内の富の再分配の調整過程に影響力を持つ不満層
が自分に有利になるよう働きかけるから起こるわけで、結局は民の自業自得。
有限の人口に無限の富が与えられれば、とりあえず「ユートピア」は生まれるだろうが、それが
言葉通りの「ユートピア」かはわからんねぇ……。