09/03/29 15:14:07
>>755
同盟の終わりが遠くないと悟っても、彼がそれを回避するために今すぐ努力する義理はないだ
ろう(いや、同盟の政治家としては義務はあるんだが、彼自身の中にはない)。
遠からず帝国に倒されるなら、今の内に美味い汁を吸い尽くしておこうと考えるのもありだろ。
そのためには、今までの構造をそのまま維持する方が都合がいい。「最悪の時のトップが自分で
なければいいだけの話。いざとなったら、フェザーンに逃げるさ」くらいだったのかもな。
クーデター前、トリューニヒトはヤンへの嫌がらせを除けば、とりたたて同盟の余力を削るような
マネもしてない。軍部に干渉して掌握するのは、ある意味当たり前のことだし。つまり、イゼルロー
ンのヤンを防波堤としてコキ使う前提で、普通に軍の立て直しをやっていたと考えられる―単に
それ以上やらなかっただけで(出来なかったのかもしれんが)。
そこでクーデターが起こり、地球教に助けられたことで、ここが潮目と同盟に見切りをつけ、フェ
ザーン・地球教の方針に従い、幼帝亡命の受け入れ等、同盟自滅への道を突き進んだにすぎな
い(フェザーンか帝国を足がかりにより大きな権力を目指すのが、彼的にはベストだろう)。