09/02/21 18:24:19
FAQ
Q.「イゼルローン要塞ってワープで飛び越えればいいんじゃねーの?」
A.「ヤンのイゼルローン要塞攻略と、その折のシェーンコップの偽装巡航艦の事例から見ても、
それは決して不可能ではないと思われます(偽装巡航艦は、要塞に近付いた際は、帝都方面からだったようです)。
また、回廊内でワープ航法が出来ないなら、通常航行で通るしか無くなりますが、
通常航行使用が前提であるなら、常識的な時間内には、ごく短距離しか進めないことになります。
その様な短距離なら、通常のワープ(長距離ワープで、1回に付き200光年以上は跳躍可能な筈です)で、
一気に飛び越えられます。
また、要塞から6、7光年の距離に有ると書いてある惑星カプチェランカは、
作中の記述から見て、ティアマト星系に属しますが、この星系は、
「回廊内の最重要戦略ポイント」とも書いてあります。
たとえ数光年程度でも、ワープ以外では絶望的な長距離ですから、
短期間での踏破をするには、ワープを使用していない訳は有りません。
よって、これらの点から見ても、回廊内では、ワープ航法が使えない訳は有りません。
ですが、たとえ、侵攻側の戦闘部隊がワープ航法による敵領侵入を強行しても、
後続の、より脆弱な補給船団が、
回廊内の制宙権を確保している要塞駐留機動艦隊に補足され撃滅されて、
補給線が断たれますので、戦闘部隊はすぐに戦えなくなります。
敵地の惑星を占領し根拠地にしようにも、或る程度時間を掛けてそれを試みている間に、
敵の迎撃部隊に捕捉されてしまうでしょう。
よって、侵攻側は、まず回廊の制宙権を確保する必要が有り、
その為にという意図で、何度も要塞攻略(奪取前提)が為されたのです。
尚、ケンプらが率いた移動要塞は、運用次第で、この問題を解決し得る、
画期的な戦略要素に成り得たかもしれません」